【移転価格ポリシーのイメージ付け】事前に決められた統一的な価格設定のルールであり、これを基にビジネスを行うことによって利益操作があったとは簡単に指摘できない
【ドキュメンテーションフロー】※太字部分がポリシー作成の核となる部分です。①グループ各社で作成している移転価格文書の状況(構成及び内容)確認②作成済みの各文書間の整合性の確認③重要な機能又はリスクがある項目への対応策の検討、実施④ユニラテラルAPAや税務ルーリングの他国への影響の確認⑤サプライ・チェーンの整理(内部CUP及び外部CUPの確認)⑥確認された移転価格リスクも踏まえたポリシーの策定(価格設定方法の決定)⑦価格設定方法における目標利益率の算定(取引価格の設定)⑧事業方針を反映した利益配分の検証⑨移転価格ポリシーのグループ内での周知と実務運用(利益水準・価格の設定)⑩移転価格ポリシーを基にしたMF、LF、CBCRの作成⑪期中検証(検証対象の利益水準を確認し、価格調整の要否の検討)⑫期末検証(検証対象の利益水準を確認し、期末一括価格調整の要否の検討及び翌年度の価格設定)⑬移転価格ポリシー、マスターファイル、ローカルファイル、CBCRの更新
【POINT】①取引価格の設定方法を統一のものとする必要がある
(操作してはダメ!セグメンテーションは可能!)②取引価格の設定方法が他の取引と違うものを存在させる場合には必ず客観的な理由を作る
(合理性が必要!セグメンテーションしても個別取引での指摘可能性があるため注意!)③個々の取引はもちろん全体としても利益が出るような価格を設定する
(利益がでない取引は異常!)④結果として、事業計画が移転価格ポリシーの内容を織り込んだものとなる
(関連性が高い!)
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